共同教育課程「光医工学共同専攻」開設記念式典を挙行しました
静岡大学と浜松医科大学は、7月23日(月)に浜松市内のホテルで、今年4月に設置した両大学による共同教育課程(博士課程)「光医工学共同専攻」の開設記念式典を開催しました。記念式典には、来賓として文部科学省高等教育局の義本博司局長、衆議院議員の塩谷立元文部科学大臣、同じく宮澤博行議員のほか、国会議員ご名代、地元自治体の関係者をお迎えしました。さらに、県内大学や企業等の関係者の方、両大学の教職員ら約130名が出席し、日本初となる光医工学共同専攻の開設を祝しました。
式典では、石井潔静岡大学長から、「本学の強みである先進的イメージングテクノロジーや電子工学などの光技術を応用して医工学の研究推進に貢献し、今後医療分野で求められている高度な開発能力を有する人材の養成に応えていきたい」と挨拶、続いて今野弘之浜松医科大学長から、「本邦初の光医工学分野での博士後期課程共同専攻の設置が、両大学の連携を一段と強化し、新たな光医工学の人材育成と研究展開を可能にすることで、Society5.0における新たな医療のプラットホームを提案したい」との挨拶が述べられました。
続いて来賓を代表して、先ず、文科省義本高等教育局長から、「二十一世紀が抱える健康、医療、高齢化等の諸問題の解決に向け、光医工学分野の高度専門人材の育成に期待する」との祝辞に続いて、塩谷、宮澤両議員からも共同専攻への期待を込めた祝辞が述べられたほか、川勝平太静岡県知事等の祝電が披露されました。また、同専攻専任教員の静岡大学川田善正教授から、教育課程の特色等について説明しました。
式典に引き続き、米カリフォルニア大学アーバイン校ベックマンレーザー研究所所長のブルース・J・トロンバーグ博士による「Engineering the Future of Medicine with Light」と題した記念講演会を開催。今後、光技術が医療分野に果たす役割や可能性について、具体的な事例とともに紹介されました。
式後の祝賀会では、来賓の日吉雄太衆議院議員による祝辞、浜松医科大学非常勤理事及び静岡大学経営協議会委員でもある浜松ホトニクス株式会社の晝間(ひるま)明代表取締役社長の乾杯の後、歓談に移りました。なお、祝賀会では、両大学の専任教員の紹介のほか、この春入学した第一期生も壇上に上がり、現在取り組んでいる研究内容等が紹介され、来場者から激励を込めた拍手が送られました。
上左から
・祝辞を述べる文科省義本局長
・挨拶する石井静岡大学長
・挨拶する今野浜松医科大学長
・講演するトロンバーグ教授(左)
更新:2018/7/23